毛髪頭皮のお手入れ方法

○神経性脱毛、自己免疫疾患による脱毛、また、種々の病気の化学療法、理学療法による脱毛は、私どもの経験上、ほとんどの場合、一時多量に発生するようです。疾病の治癒、あるいは治療の影響の消失に伴なってまた発毛するケースが多いので、頭皮のケアも疎かにしないで下さい

シャンプー前に

髪をブラッシングしましょう。
…毛穴から離れた毛髪、毛穴にひっかかっているだけの毛髪を除去します。そのままシャンプーをすると、もつれの原因になります(毛長が長く、細いほどもつれやすいようです)。
頭皮が傷むのを防ぎ、毛穴を清潔に保ち、次の発毛に備えるためにも有効だと考えられます。

シャンプー
  1. まず頭皮を適温のお湯で流すことで、ほこりや汗・脂汚れを少し落とし、また、シャンプー剤のなじみを良くします。
  2. 適量のシャンプー剤を手に取り、頭皮をやさしくマッサージするように洗浄します。

ごしごし洗いは頭皮を痛め、必要以上に皮脂成分を取り除き、好ましくありません。整髪料が付着しているときは毛髪もマッサージして整髪料が剥がれやすくします。

すすぎ

お湯で洗い流すことを「プレーン・リンス」といい、これが一番重要なプロセスです。シャンプー剤をしっかりと流して、「自然な状態に戻してやる」ことを心がけましょう。

ドライ

脱毛により髪が少なく頭皮が見えている部分は、乾いたタオルにしっかり水分を吸わせるようにして乾かしてゆきます。
毛髪が残っている部分はタオルドライの後、ドライヤーで乾かします。できれば、はじめは温風で、髪がある程度乾いたらあとは冷風で行います(毛穴に水分が残っていることが多く、冷風を当てるとヒンヤリします)。

※上に記したお手入れ方法は、特別なことではなく、脱毛の有無にかかわりなく、普段から心がけていただきたいものです。この機会に習慣づけてみてはいかがでしょう。

カテゴリー: かつらのQ&A   個別表示

コメントは受け付けていません。