修理を断念したウィッグ

今回、修理のご相談があった

メンズウィッグ

ネットの修理、ストッパー固定部の修理、

分髪人工皮膚の修理、白毛割り増し、全体増毛、

複合修理で、

元々、他社製品ですが、

一度、当社でネット修理しているので、

当社扱いで、一括修理(88,000円)。

しかし、修理後の耐用期間、

修理後の製品のクォリティなど考慮して、

製品の現状を私的判断も交えて、

「修理しない選択もある」旨をお伝えすると、

修理を断念されました。

詳細は、画像の後に記します。

 

 

 

当該品の現状

①、ストッパー固定部分が、劣化している。(元々、ストッパーを接着剤で固定するタイプで、ポリウレタンなどの素材で作成してある。が、その後、劣化が進むとともに、接着剤で固定できなくなり、ナイロン糸などで繰り返し縫い付けていた部分が劣化している。)

②、接着面(ウラ台)全体が経年劣化している。同様に人工皮膚も劣化している。(使用年数3年半にしては劣化速度が少し早いが、取り扱い方などの個人差が、影響すると思う。)

③、②の状況から、ネットも弱っていると思われる。

④、少しでも長く使えるようにするように、経年劣化したウラ台を残したまま、新しい素材を縫い合わせる方法もあるが、厚みが出る。

⑤、顧客自身の薄毛部分が広がり、ストッパーで止まりにくくなっている(ウィッグのサイズが合わなくなってきている。)。

以上の理由から、修理した後の耐用年数などに期待が持てない、と判断しました。

 ∗ 結局、新たにオーダーしていただきました。当社がこのお客様に勧める製品として、なるべくポリウレタンなどの樹脂を使わず、ストッパーを縫い付けることを前提に、全体を柔らかなネットで作成することでご納得してもらいました。

令和4年4月

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