お客さまとお話ししていて、引っかかってしまう単語があります。
ある時は、
「・・・、かつらでもいいかなと思ったけど、
娘は『ウィッグにしておいたら、』って言うもので、…』
またある時は、
「こちらは、かつらだけだと思ったら、ウィッグもあるそうで、…」
そしてある時は、
「フセにはかつらしかないかと思っていました」
などなど、・・・。
そして、しばらく話した後に、
Q.「ウィッグとかつらってどう違いますか?」
と、質問される方が、たまにいらっしゃるのです。
答えは、
A.ウィッグは英語、かつらは日本語
だということです。
10年くらい前から、お客様がウィッグという言葉を
よくお使いになるようになったと思います。
人によって言葉のイメージが違うようで、
《かつらは全体にかぶるもの、ウィッグは頭頂部につけるもの》
《大きいものはかつら、小さいものはウィッグ》
《男性用はかつら、女性用はウィッグ》
と、自分なりに解釈なさっている方、少なくありません。
「ありがとうございます」と言うと丁寧に聞こえ、
「サンキュー」と言うと、軽い感じに聞こえる、
「かつら」と言うと重く感じる、
「ウィッグ」と言うと軽く感じる、
そんなところではないでしょうか。
私たちも、その時の流れで、
「かつら」と「ウィッグ」を
とくに深い意味もなく使っています。
因みに、私たち業者の間では、
ヘアピース、トゥーぺ、オール、フレンチパート、といった用語が
製品作成の過程などで飛び交っています。
2015.11.28