四里四方　　（Introduction)

 

 　マカラガッ。　　サマカラゾッ。

　　　　マイダラカッ。　マイワネッ。

 　　　　　　カマイワー。　マイカヤッ。　

 

四里四方

 

 

  「・・・日記を　・・・してみんとてするなり」

 

四里四方（よりしほう）っていうのは、父に影響を受けた言葉です。

「人は住んでいる環境でとれた（採れた、獲れた、穫れた）ものを食して生活すると体にも良いし、

自然環境にもいい。」できるだけ、四里四方のモノを食べろよ、って教えられました。

 

今年７月に「ケンミンショー」というTV番組で、ボベごはんが紹介されました。

「島根県民は夏になるとボベ飯が食べたくて海岸にボベを取りに行く」のだ、と。

しかし、ほんとの島根県民なる私は、「そんな情報が発信されてはボベ不足になるのではない

か」と、友人達とまじめに危惧していたのでした。時間の経過とともによその都道府県の人たちが

ボベのことをすっかり忘れてくれることを切に願っています。

学生時代の４年間、大阪あたりを転々としていたころ、島根の食べ物の旨さに気付きました。

おそらく、私の血、肉、骨の髄まで、その殆どが島根の産物を消化吸収することによって形成

されていたからなのだらう、と思いました。でも、何人かの知人が出雲で“にぎり鮨”を食べて、

感動したのを見るたびに、出雲で食べると旨いのだ、の感を強くしています。

このページでは、私の好きな島根の旨いモノなどを　

　　　　　　　　　　そこはかとなく日記してみんとてするなり

、と思い立ちました。

でも一方で、都会の人に食い荒らされたくない気持ちも・・・。

ということで、食材名はできるかぎり方言で、業者名などは地元の人にはわかる程度に

記載しよう、と意気込んでみる。ってわけです。