カツラの耐用年数について、
たまに質問を受けます。
先日もお電話で、
「スマホで、AIに聞いてみたら、
『1年~1年半で買い替えるのが、…』と言われました」
と、前置きして、ご相談がありました。
本当に難しい質問で、
個人差、個体差の幅も広く、
判りやすい個別の事例を掲げてみるしかないかもしれません。
★例えば、先日当日電話予約して、ご来店いただいたお客様のケースです。
「1年使用した他社製品だが、もつれがひどくて、
既製品で似合うものがあれば、…」と、ご相談。
実際に見せていただくと、
もつれだけでなく、ひどく脱毛していました。
表面の画像

裏面の画像
(裏面で中央の黒っぽいところに対し、両脇のやや色が明るく見える部分が脱毛している)
お客様にとって、2つ目のオーダー品で、
1つ目の製品も、もつれたとのことでした。
さて、どうしたら、長持ちしていたのでしょうか。
お客様の取り扱い方の問題は、
①製品を装着したまま、風呂でシャンプーする。
②もつれを力づくで解そうとする。
③問題が発生したときすぐに、プロに相談せず自分でできると思った。
などなど。
一方、我々、製作者の最大の問題は、聞き取り不足
「製品がシャンプー時、もつれやすかったこと。」を把握したら、
製品を装着したままシャンプーされること、汗かきで、しょっちゅうシャンプーされることも、話しの中でわかります。
その情報を収集したら、即座に情報活用です。
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①まず、製品を装着したままで、シャンプーをしない方が良い。
そのカツラを見れば、「もしかしたら、お客様のお宅の水道水の水質が、シャンプー時にもつれを生じやすい性質かもしれない」ということが仮説として考えられる。
②汗をかきやすいお仕事なので、全体にポリウレタンを使用するのでなく、少し粗目のネットに植毛する。
③人毛100%ではなく、人工毛を30%程度混ぜて、人毛の傷みを補完し、もつれにくくする。
「家族になるべく見られたくないので、入浴中に洗いたい」とのご要望もあり、
弱酸性のシャンプーを水で溶いて、水ですすぐようにする。
ブラッシングは、乾いた状態で行うこと、
リンスの仕方などなど、
取り扱いのお話もしながら、
いくつか試着して、
お似合いの一品を決めていただきました。
他社製品であっても、
よく観察すると、良い勉強になります。
かつらのフセ





