韓竃神社
「からかまじんじゃ」と読む。
出雲のお茶どころとして有名な
唐川町にある。
浮浪山鰐淵寺に向かう途中、岐路にさしかかる。
そこを左折すると鰐淵寺に到るが、
まっすぐ道なりに進むと、
やがて、韓竃神社への道標がある。
駐車スペースにクルマを停めて、
さらに歩くと、神社への入り口、鳥居がある。
その鳥居をくぐると、古い石段が神社へと案内してくれる。
この神社に参拝した人は、一生忘れられない光景を目に焼き付ける。
それは、神社にたどり着くための最後の試練である。
幅40㎝ほどの岩と岩の隙間を通り抜けなければ、神社に前にたどり着けないのである。
私も、子供のころならば、楽しんで通過したであろうが、
当時50歳を超えた私は、
「通れるだろうか」と迷い、
「崩れないだろうか」
「岩に引っ掛かりはしないだろうか」
「向こう側には何かいるのではないか」
「ここで本当にあっているのだろうか」
「帰って来れるだろうか」などと、
次から次へと頭に浮かび来る不安や疑念と闘いながら、参詣したものである。
小さな神社の前に立ち、礼拝をすると、
ある感覚を覚えた。
神社に手を合わせて拝むというより、
出雲北山自体に拝礼しているような感覚。
それは、出雲大社本殿北側にある、
素鵞社を参拝するときの感覚と同じだった。
この出雲北山にある
4大パワースポット
に共通するのは
「スサノオ神」である。
出雲大社の境内にある「素鵞社」
日御碕神社に祭られている主祭神の一柱も
韓竃神社の主祭神の一柱も
さらに鰐淵寺境内の摩陀羅神社には、
「スサノオ神」の遺骨の一部があるという伝承もある。
出雲國風土記の国引き神話によれば、
出雲北山は、朝鮮半島から引っ張ってきたのだそうだ。
出雲北山には、なにか目には見えない力が充満しているような気がする。
出雲北山に包み込まれて、
ゆっくり散策してみるのも
充実感ある時間の費やし方だと思う。
令和8年6月
かつらのフセ





