出雲のパワースポットめぐり 鰐淵寺①

鰐淵寺

(がくえんじ)と読む

(わにぶちでら)というのを聞いたこともある。

正式には「浮浪山鰐淵寺(ふろうさんがくえんじ)」という。

所在地名は、「別所」とあるので、

昔の権力者が管理する特別の地だったのだろう。

 

出雲北山の

南面に位置する最高のパワースポットが出雲大社なら、

北面にある最高のパワースポットは、間違いなく鰐淵寺である。

おそらく、山岳仏教が盛んな頃からの歴史を持つ、

天台宗の寺院。

かつては、寺に向かう道沿いに、

宿坊が並んでいたそうだ。

 

何度訪れても、

「こんな山の上に、よくぞこんな建物を建てたものだ」と、

根本堂」を見るたびに、

感動せずにはいられない。

 

根本堂に向かって左側に空き地がある。

何年か前までは、ここに結界のような縄を張って、

その中で、山伏たちが、護摩木を焚き上げる

勇壮な護摩供養が毎年執り行われたが、

環境の変化、防災の観点から、残念ながら中止になった。

私も、何度か、護摩供養に参加したことがある。

そのたびに、山伏たちが鳴らす法螺の音色を聞きながら、

「昔は、ここで狼煙を焚いたのかもしれない」とか、

「法螺の音は、狼の声を模しているかもしれない」などと、

いにしえに思いを馳せたりした。

令和8年6月

 

 

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